マカは特権階級の食物として重宝されおり、乾燥させたものは貯蔵期間が7年もあるので保存食としても利用されています。

マカはペルーに植生する多年生の植物で、必須栄養素を多く含み栄養剤やハーブとして利用されています。

その歴史は長く、約2000年前には栽培が行われており、古くから特権階級の食物として重宝されてきました。

アブラナ科に属する本種は、カブのようなふっくらとした丸い根を持ち、その根の部分に栄養が凝縮されています。

マカは他の植物が生存できないような、標高4000m～5000mの高地、凍結、日照り、紫外線の強い土地でも耐えられる生命力の強靭な植物です。

一方、土壌の栄養素を根こそぎ吸い上げるため、マカを栽培した土地は、数年に渡り栄養不足に陥ってしまうとも言われています。

豊富な栄養を土壌から吸い上げたマカの根は、必須アミノ酸や、鉄分、
カルシウムなどの多くのミネラルを含み、栄養剤のみではなく、滋養強壮薬・精力剤
としても利用されています。

収穫後のマカは３ヶ月以上もの間、強い日差しの下で天日干しされ、
乾燥した本種の根は７年という貯蔵期間を持つため、現地では保存食としても
利用されています。

原産地ペルーの外貨獲得資源として貴重な本種は、ペルー国外に加工前の
マカ本体を持ち出すことは禁止されています。